集客目的としてSNSを活用する飲食店が増えています。宣伝効果を期待できる一方、炎上してしまうリスクも。ここでは、飲食店におけるSNS活用のメリットや注意点、炎上対策などを紹介します。
飲食店が自店舗の広告にSNSを活用するメリットは、「無料でお店の認知向上を図れる」こと。無料でアカウントの開設ができるうえ、各種機能も無料で利用可能。たとえば、InstagramなどのSNSに自店舗のアカウントを開設し、費用をほとんどかけずにターゲットへアピールすることができます。
とくにInstagramは写真や動画がメインとなっているため、飲食店と相性抜群。自慢のメニューを宣伝したり、店舗内の雰囲気を伝えたりして集客を図ることができます。
SNSの投稿においても、コンセプトを一貫させましょう。投稿する写真の雰囲気やレイアウト、文章の口調まで、自店舗のイメージに合ったコンセプトで投稿します。
一貫したコンセプトで投稿していれば、1つの投稿を気に入ったユーザーが他の投稿も閲覧してくれるでしょう。一方、投稿内容にコンセプトをもたせていない場合、ファンを獲得しにくくなってしまいます。
SNSマーケティングでは、効果の即効性は期待できません。まずはお店の認知向上を目指し、コツコツと投稿していきましょう。地道にファンを獲得していくことで、数ヵ月~1年後には大きな売上アップにつながる可能性があります。
たとえば、「多くの人が仕事を終えてSNSを閲覧しやすい夜間帯」など、投稿する時間帯にも工夫しましょう。宣伝効果が高まる時間帯に投稿することで、集客アップにつながります。
また、「自店舗の営業開始時間の前」に投稿すれば、当日のランチやディナーの客入りを増やせるかもしれません。
たとえば、顧客やターゲットが投稿していたら、「いいね」などの反応をして積極的に交流を図りましょう。もしも自店舗の投稿にリプライがきていたら、返事をするのがおすすめです。顧客やターゲットとの交流によって店舗の好感度が上がれば、集客効果を期待できます。
また、店舗で来店客にSNSでの口コミ投稿を依頼し、投稿された内容をリポストするなどの方法も効果的です。
フォロワーがたくさんいるインフルエンサーの投稿は、多くのユーザーが閲覧します。インフルエンサーに自店舗を宣伝してもらい、情報を拡散してもらうと良いでしょう。インフルエンサーによる宣伝と同時にイベントやキャンペーンを実施すれば、大幅な売り上げアップも期待できます。
近年、企業がSNSで炎上するケースが増えています。飲食店におけるSNS炎上といえば、「従業員による不適切な投稿」や「異物混入問題」、「店舗への不満」などが考えられます。
高い拡散性をもつSNSは、良いイメージの宣伝ができれば集客できるものの、悪いイメージもあっという間に広まります。ごく一般的なクレーム内容の投稿が火種となり、大きく炎上した事例もあるほどです。
そのため、常に炎上リスクには気を配り、適切な対応を行うことが大切です。
飲食店がSNSにおける炎上リスクを抑えるためには、「早期発見・事実確認・早期対応」が重要です。自店舗にとってネガティブな投稿はすぐに発見し、事実確認をしたうえで早期の対応を行うことが求められます。
そのため、まずはSNSをモニタリングしましょう。自店舗に関するクレーム情報がないか、従業員による不適切投稿はないか、機密情報などが漏洩していないかなど、SNSを監視することで早期発見につなげます。
自店舗に関するネガティブな投稿があるのに放置してしまうと、あっという間に炎上してしまいます。リスクを早期に発見して対処できれば、炎上を避けることができるでしょう。
SNSを使い慣れている従業員に依頼し、SNSをモニタリングしてもらいましょう。モニタリングの作業は難しくないため、手軽に始めることができます。
ただし、従業員が対応できない時間帯は監視できません。そのため、複数人による監視といった対策が必要になります。
「SNSのモニタリングに時間や手間をかけたくない」という場合は、ツールの利用がおすすめです。ツールならSNSを自動で監視して投稿を収集してくれます。
なお、SNSの監視ツールは複数あるため、希望に合ったツール選定には知識が必要。また、ツールによっては機能制限や有料対応のものもあるため、しっかりと確認しておきましょう。
(運営会社:デジタルスフィア)
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(運営会社:まいどソリューションズ)
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(運営会社:ファンフォ)
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